製薬協 白石理事長の後任に元厚労省年金局長の木下賢志氏が就任 会長は上野裕明・田辺三菱代表取締役
公開日時 2023/05/25 15:55
日本製薬工業協会(製薬協)は5月25日開催の第268回総会、同日の第569回理事会で、白石順一理事長の後任に厚生労働省年金局長などを歴任した木下賢志氏を選任したと発表した。また、新役員として、製薬協会長に上野裕明氏(田辺三菱製薬代表取締役)が就任することも決まった。
新理事長に就任する木下賢志氏は、1983年(昭和58年)4月に厚生省入省。2008年7 月~09 年12月に医政局経済課長を務めた。また、保険局総務課長、内閣府大臣官房審議官(経済財政運営担当)なども経験しており、薬価政策に限らず、医療保険制度や社会保障全般に精通している。さらに厚労省年金局長を歴任した後に、内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部事務局地方創生総括官を務め、2020年7月に退官した。直近は、みずほ銀行公共法人部(現、社会・産業基盤第 1 部)顧問を務めていた。
なお、木下氏の厚労省同期入省組には、厚労事務次官を務めた鈴木俊彦氏、同じく樽見英樹氏、元医政局長の武田俊彦氏がいる。
製薬産業が大きく変革する中で、木下氏は厚労省退官後もネットワークを活かして医療・医薬分野の情報収集・交換などに努めてきた。まさに、製薬産業の構造転換やビジネス変革が求められる中で、未来の医療、製薬の姿を描く期待の新理事長が就任することになる。
【製薬協新役員】
会長
上野裕明(田辺三菱製薬代表取締役)
副会長
古田未来乃(武田薬品ジャパン ファーマ ビジネス ユニット プレジデント)
安川健司(アステラス製薬会長)
岡田安史(エーザイ代表執行役COO)
手代木 功(塩野義製薬会長兼社長)
野村 博(住友ファーマ社長)
眞鍋 淳(第一三共会長)
奥田 修(中外製薬社長)
理事長
木下賢志氏
専務理事 森和彦氏
常務理事 中川祥子氏
石田佳之氏