日医工は3月１日、医療関係者に対し、後発品221品目を販売中止するとＭＲを通じて情報提供を開始した。一方、特約店に対しては、日医工グループ流通分として212品目、日医工岐阜工場のタケダ流通分として9品目をそれぞれ販売中止する方針を伝えた。同社社長室はＭＲを通じ関係者に周知するほか、近く販売中止の案内を自社ホームページに掲載することを明らかにした。

同社は2022年11月2日に後発品95品目を「諸般の事情」から販売中止すると公表しており、今回の販売中止の案内はこれに続くものとなる。販売中止品目の総数は221品目。内訳は、日医工、日医工ファーマ、エルメッド、ヤクハン製薬、日医工岐阜工場の日医工グループの製造販売品目217品目と、日医工の取り扱い製品4品目が含まれている。なお、217品目の内訳は、①日医工および委託製造所を含む関係者で代替薬を準備した品目・93品目、②製造販売中止する数量を、他社が増産する品目、62品目、③出荷停止案内済の製品とその規格揃え品目および市場における存在感の低い品目・60品目、④20年5月より出荷停止しており、代替薬が使用されている品目・2品目－となっている。

一方で特約店に向けた情報提供では、いわゆる日医工流通分（日医工、日医工ファーマ、エルメッド、ヤクハン製薬）としての販売中心は212品目（他社供給の販売品含む）。また、日医工岐阜工場における、いわゆるタケダ流通分9品目のそれぞれについて案内を開始した。