塩野義製薬・取締役会 アクセンチュアへのシオノギビジネスパートナーの株式譲渡含む合弁会社化を決議
公開日時 2023/02/21 04:50
塩野義製薬は2月20日の取締役会で、100%出資グループ会社のシオノギビジネスパートナーについてアクセンチュアへの株式の一部譲渡を伴う合弁会社化を決議した。譲渡時期は2023年7月3日を予定。出資構成はアクセンチュア80%、塩野義製薬20%。あわせてシオノギファーマコビジランスセンターについて、7月1日付でシオノギビジネスパートナーに吸収合併させるとし、今回の合弁会社化の対象に含めることを決定した。
今回の合弁会社化は、アクセンチュアの強みである間接業務の標準化やIT投資により、徹底した効率化を図る狙いがある。さらに、アクセンチュアのノウハウを活かし、シオノギビジネスパートナーおよびシオノギファーマコビジランスセンターの両社従業員の専門性を引き上げる機会を創出させ、市場競争力のある合弁会社のサービスの提供と塩野義製薬グループの一層の事業発展を目指したい考え。
なお、シオノギビジネスパートナーは2022年7月の組織改編において、シオノギ総合サービス、シオノギキャリア開発センター、シオノギマーケティングソリューションズを吸収合併して誕生した。各社の間接業務を集約し、経営管理等の重複機能の解消などを目的としている。
一方、合弁会社化の対象として7月1日付で吸収合併が決まったシオノギファーマコビジランスセンターは、薬機法等に定められた塩野義グループの安全管理業務、製造販売後調査業務の一部を担ってきた。今回の合弁会社化では、アクセンチュアが手掛ける安全管理業務に関するビジネスプロセスマネージドサービスとのシナジーを目的とする。なお、同社は消滅会社となる。