AZ 日本交通とCOPD疾患啓発共同プロジェクト実施 赤羽営業所職員の疾患啓発通じた行動変容を検証
公開日時 2022/08/02 04:50
アストラゼネカは8月1日、日本最大のハイヤー・タクシー会社である日本交通の従業員を対象とした、COPDの疾患啓発共同プロジェクトを実施すると発表した。8月1日の「肺の日」を皮切りに肺の健康を見直そうというもの。COPD の可能性が指摘されたドライバーへのセミナーなどを対象に疾患啓発・受診勧奨・疾患管理を行う。その上で、セミナーなどイベント参加後のアンケートを通し、COPDに対する受診意向の変化や行動変容を検証する。
同プロジェクトは、試験的な取り組みとして日本交通・赤羽営業所に所属する従業員約600 人を対象に実施する。COPDは診断されず未治療のまま進行すると、息切れにより日常生活に支障が生じたり、一部には身体活動性が低下することで要介護・死亡の可能性が高まるという疾患だ。今回の取り組みでは、こうした病態への理解や疾患管理の必要性をテーマとするセミナーイベントを従業員に行い、その後の行動変容などを調べるというものだ。
今回の共同プロジェクトに参加する日本交通は、車内禁煙はもちろん“非喫煙乗務員”による日本交通専用タクシー乗り場の運営も開始しており、社員の健康意識も高まっているという。同社としては、「COPD に係る各種取り組みにより社員の健康を守ることを通じて安全運行を徹底し、より質の高いサービスを提供し続けていくことができれば」と期待している。