中外製薬 中国でVD3誘導体「エディロール」を発売 ロシュ中国と日健中外製薬の2社で情報提供活動
公開日時 2022/07/19 04:50
中外製薬は7月15日、活性型ビタミンD3誘導体「エディロール」(エルデカルシトール)について中国での発売を開始した。100%子会社の日健中外製薬有限公司とロシュ中国の2社で情報提供活動を展開する。中国の国家薬品監督管理局(NMPA)より、2020年12月に承認を取得していたもの。中国語名は「艾地罗」で、「閉経後骨粗鬆症」を適応症とする。
中国における骨粗鬆症の推定患者数は約8000万人(2014年)とされ、このうち治療を受けている人は4分の1未満だという。中外製薬の奥田修社長CEOは、「エディロールは日本で長年にわたり骨粗鬆症治療のベース薬として位置づけられ、これまでに1000万人以上の患者の治療に貢献してきた」と強調。「中外製薬の中国ビジネスの推進を担う日健中外製薬有限公司が、ロシュ中国と協働して情報提供活動を展開し、中国の骨粗鬆症治療に貢献したい」と述べた。