サノフィとH2 糖尿病のデジタルサポートプログラム開発でパートナリング契約を締結
公開日時 2022/06/29 04:49
サノフィとH2は6月28日、糖尿病のデジタルサポートプログラムの開発でパートナリング契約を締結したと発表した。両社は、インスリン療法を受けている患者を対象に、インスリン製剤用のConnected Capsを用いることで低血糖・高血糖に対するインスリンの管理を向上させ、用量調節に関するアラートを表示する機能をもたせたデジタルデバイスを開発する。
H2は、糖尿病など慢性疾患の管理に特化したデジタルヘルススタートアップ企業。国内で約29万人のユーザーを誇る健康・生活サポートアプリ「シンクヘルス」を開発した。また、医療従事者や健保組合などが患者データを閲覧できる「シンクヘルスプラットフォーム」を提供している。
両社は20年9月に台湾で連携を開始し、医療従事者と患者向けのデジタルヘルスソリューションを提供している。22年5年現在で200施設を超える医療機関と1万人を超えるインスリンを使用中の患者がプログラムに参加しているところ。今回のパートナリング契約について両社は、「日本におけるデジタルソリューションを通じ 慢性疾患のより包括的な管理を実現したいという両社の目標に向けたさらなる一歩となる」とコメントしている。