ノバルティス ファーマは２月７日、乾癬治療薬・コセンティクス皮下注（一般名：セクキヌマブ（遺伝子組換え））の新剤形となる75mg製剤を発売した。同剤は150ｍｇ製剤があるが、６歳以上で体重50kg未満の小児の乾癬患者に対しては通常、１回75ｍｇを処方されており、新剤形の追加で、小児乾癬患者に治療選択肢を届けたい考え。

同剤は、小児の尋常性乾癬、関節症性乾癬（乾癬性関節炎）、膿疱性乾癬について、国内で唯一適応を有する生物学的製剤。今回承認された新剤形は、マルホと皮膚科領域で共同プロモーションを行う。昨年９月の小児乾癬の用法追加の一変承認時にあわせて承認された。なお、75mg製剤の薬価は４万144円。

同社のレオ・リー社長は、「75mg製剤が発売になったことで、より体重の軽い小児患者さんにも使用していただけるようになる。乾癬を患う小児患者さんやご家族の生活の質の向上に貢献できることを心から願っている」とコメントしている。