後藤厚労相 経口新型コロナ治療薬ラゲブリオ、「安心して暮らせる切り札になり得る」
公開日時 2021/12/24 23:20
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後藤茂之厚労相は12月24日、軽症~中等症の経口新型コロナ治療薬ラゲブリオを特例承認したことを受けて厚労省内で会見し、「軽症者向けの経口治療薬は、国民が安心して暮らせるための切り札になり得る」と強調した。そして、「オミクロン株の感染拡大が懸念されている中で、治療へのアクセスを向上させ、重症化を予防することが大いに期待される」と述べ、軽症患者に外来診療で経口薬が提供できるようになることの意義は大きいとの認識を示した。
厚労相自身が米国メルクと直接交渉し、国内向けに160万治療コース分を確保したことに触れながら、「本剤の供給開始は、我が国における新型コロナ対策を大きく前進させるものと確信している」とも語った。オミクロン株への同剤の有効性に関しては、「メルク日本法人のMSDから、細胞レベルでの検討でこれまでの変異株と同程度の抗ウイルス活性があると確認されていると発表されており、オミクロン株への有効性はあると判断している」と話した。