有限会社オフィス・ミヤジン医薬コンサルティング部門宮本研今月のポイント▼ＭＲの職業定義や社会貢献は、長年の啓蒙活動にも関わらず、医療従事者からの理解不足が続いている。▼営業部門にＭＲ全員が所属していることで、販促目的の職業と顧客から認識され、ＭＲの職責が分かりにくくなる。▼将来的な名称変更だけでなく、営業行為と適正使用推進の融合を、新たな方法で伝え直すべきであろう。名刺は営業部門「ＭＲって、製薬企業の営業ですよね？」という質問は、これまで多くの場面で耳にし、目撃してきた。医師界隈においても、ＭＲの社会的・国家的役割について、正しく認識している者は少ないだろう。そもそも大半の医師がＭＲを営業パーソンとして捉えている以上、この資格職の側面や後面、さらには内面までも深く見極めようという医師はほとん...