厚労省 COVID-19ワクチンモデルナ筋注の一部ロット使用見合わせ 武田薬品はモデルナに緊急調査依頼
公開日時 2021/08/26 08:40
厚生労働省は8月26日、COVID-19ワクチンモデルナ筋注の一部ロットの使用を見合わせると発表した。未使用のバイアル内に異物があるという複数のワクチン接種会場からの報告を、武田薬品を通じて受けたもの。武田薬品は直ちにモデルナ社にこれらの異物・原因等に関する緊急調査を依頼。厚労省と武田薬品が相談の上、当該ロットの使用を見合わせることにした。
対象となるのは、①COVID-19 ワクチンモデルナ筋注(Lot 3004667 約5万7000本)、②同(Lot 3004734 約5万2000本)、③同(Lot 3004956 約5万4000本)-。武田薬品によると、対象以外のロットについては、「使用前にバイアルに変色、異物の混入その他の異常がないかを目視で確認し、異常が認められた場合には使用をしないことを徹底」するよう求めている。なお、対象ロットにおいて今回の事案に関連して発生したとみられる安全性上の懸念に関する報告は受けていない。
厚労省は、「使用見合わせによる代替品の供給については、武田薬品と連携して対応することとしており、ワクチン接種への影響を最小限にするよう努めたい」とコメントしている。
一方、武田薬品は、「使用見合わせによる代替品の供給については、厚生労働省と連携して対応することとしており、ワクチン接種への影響を最小限にするよう努めたい」としている。