20年12月追補 リリカ後発品、3月にシェア74%
大型品は“3カ月でシェア7割”が常態化か
公開日時 2021/06/01 00:00
2020年12月収載の後発品は3成分と少なかったものの、薬価ベースの売上が年間1000億円に迫る神経障害性疼痛治療薬リリカ(一般名・プレガバリン)には、オーソライズド・ジェネリック(AG)を含めて22社が参入した。経皮吸収型アルツハイマー型認知症治療剤イクセロン/リバスタッチ(同・リバスチグミン)にも10社が参入した。後発品への置き換えが比較的緩徐な中枢神経系用薬そして外用薬とあって動向が注目されている。そこで今回は、20年12月収載の後発品を中心に、調剤レセプトから実際の処方動向を把握・分析する医療情報総合研究所(JMIRI、読み:ジェイミリ)のデータで分析する。まずリリカ後発品の動向を見てみる。発売翌月の21年1月の時点ですでに後発品(AG+GE)のシェアは66%となり、3分の2が置き換...