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アトピー性皮膚炎患者「症状が繰り返されることへの不安」が7割 アッヴィセミナー

公開日時 2021/04/22 04:48
アッヴィ合同会社は4月16日、アトピー性皮膚炎による患者の生活や対人関係への影響と疾病負荷に関するプレスセミナーを開催した。アッビィは、2 月に1000人を対象として「成人アトピー性皮膚炎疾患の理解・社会の理解-アトピー性皮膚炎が生活に与えている影響に関するオンライン意識調査」を実施した。

大阪府立大阪はびきの医療センター副院長でアトピー・アレルギーセンターの片岡葉子センター長は、調査結果のまとめとして、アトピー性皮膚炎の特徴である「かゆみ」や「症状が繰り返されること」が、患者の不安悩みの主な原因で、患者の7割以上が「症状が繰り返されること」に対して不安や悩みを抱えており、「治らないとあきらめている」人が約5割と紹介した。

3割以上の患者が「アトピー性皮膚炎による負担やストレス」について周囲の理解が十分ではないと感じると回答したと説明。さらに、5割以上の患者が、「周囲からかけられた言葉に傷ついた、またはいやな思いをした経験がある」と述べた。

片岡センター長は、①アトピー性皮膚炎の罹患率は高く、近年成人アトピー性皮膚炎が増加②重症化すると心身の健康だけでなく、社会生活の障害となる③アトピー性皮膚炎は増悪・軽快をくりかえす慢性の疾患④症状だけでなく、アトピー性皮膚炎による日常生活への負担など 「疾病負荷」について周囲から十分に理解されていない ⑤適切に治療することで、症状のない状態を長く保つことが期待できる-と指摘した。

東京都港区のあたご皮フ科の江藤隆史副院長は、「患者さんの苦しみや患者さんとの関り方を体験談から学ぶ」のテーマで講演。江藤副院長は、アトピー性皮膚炎は比較的認知度の高い疾患であるが、誤解や科学的裏付けの弱い情報に基づく治療の選択によって、 症状の悪化だけでなく生活に深刻な影響を及ぼすこともあるとした。患者にとっては、適切な治療にたどり着くこと、周囲の人にとっては正しい疾患の知識を持つことが引続き課題という。
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