ノバルティス 医療者とのコミュニケーションにLINE WORKSを導入 2月初旬からＭＲ、MSLに順次導入
公開日時 2021/01/29 04:51
ノバルティスファーマは1月28日、医療者とのコミュニケーションに「LINE WORKS」を導入したと発表した。２月初旬にプライマリ領域のＭＲに導入し、２月中に順次、オンコロジーのＭＲやMSLにも導入する予定。新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、医療関係者も感染リスクを回避する目的でのデジタル活用が進んでいる。同社は、ＭＲを含む社員と医療者間のコミュニケーションツールとして、ビジネスチャット機能を有するLINE WORKSの導入を決めた。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、現在は11都府県に緊急事態宣言が発令されている。医療機関側も、医療者や患者への感染リスクを回避する目的で、製薬企業のＭＲを含む外部業者に対し、訪問自粛要請を継続している。一方で医師側も最新の医薬品情報に触れたいニーズはコロナ以前から変わっておらず、コロナ後は製薬企業の自社サイトや外部の商業サイトなどに掲載されたデジタルコンテンツを活用するケースが増えている。
◎チャットを活用して医療者のニーズに応える 医師との面談調整にも活用
こうした状況を踏まえて同社は、オンラインでの医療関係者とMRを含む社員とのコミュニケーションを最適化する目的で「LINE WORKS」の導入を決めた。「LINE WORKS」は、チャットやスタンプだけでなく、掲示板、カレンダー、アドレス帳、アンケートなどのグループウェア機能を揃えた仕事用ツール。2020年9月に発表された「ソフトウェアビジネス新市場2020年版」で、3年連続で有料ビジネスチャット国内シェアNo.1を獲得した。
同社は、今回のLINE WORKSの導入により、「チャットのやりとりを希望する医師などの医療関係者のニーズに応えたい」としており、円滑で迅速な情報共有や問い合わせなどの実現につなげたい考え。またＭＲによる医師との面談調整や各種情報連携にも活用する。