サンドは10月４日、同社およびサンドファーマの新たな代表取締役社長にマンリオ・フロレンザーノ氏が就任したと発表した。10月１日付。なお、サンドは10月４日付でノバルティスから分離され、フロレンザーノ氏が独立後のかじ取りを担う。

◎「日本は重要な市場」　後発品とバイオシミラーの安定供給で貢献

フロレンザーノ氏は「日本は重要な市場。ジェネリックのグローバルリーダーとして、バイオシミラーのパイオニアとして高品質なジェネリック医薬品とバイオシミラーの安定供給に努め、日本の医療従事者・患者様、そして持続可能な医療制度に貢献できるよう取り組んでまいります」とコメントした。

フロレンザーノ氏はイタリア国籍で、Hexal Sp.A.(イタリア)のゼネラルマネージャーとして合弁会社Angelini Pharmaceuticalからの同社独立と、2005年のサンドとの合併を指揮した。サンドではイタリアのカントリーヘッド兼マネージングディレクターとしてチームを率い、南ヨーロッパのカントリーヘッドも務めた。2018年11月からの約５年間はサンドロシアのカントリーヘッドとして組織の再編成や成長軌道への回復を担った。

なお、前代表取締役社長のフランシス・ヴァイラント氏は9月30日付で退任した。