経口前立腺がん薬 11月の新規患者は前年同月比8%減
公開日時 2021/02/01 00:00
前立腺がんのホルモン療法は、精巣でのアンドロゲン(テストステロン)の産生を抑制する「内科的去勢」と、アンドロゲンの作用を阻害する抗アンドロゲン薬が主体で、遠隔転移のある患者や高齢者などに施行されている。2014年以降、新たな抗アンドロゲン薬としてエンザルタミド(製品名:イクスタンジ)、アビラテロン(同ザイティガ)、アパルタミド(同アーリーダ)、ダロルタミド(同ニュベクオ)が上市された。発売時の適応は前の2剤が「去勢抵抗性前立腺がん(CRPC)」、後の2剤はやや狭い「遠隔転移を有しないCRPC」だが、20年5月にエンザルタミドとアパルタミドに「遠隔転移を有する前立腺がん」の適応が追加されるなど、使用範囲が拡大している。そこで今回は、経口抗アンドロゲン薬を中心とした経口前立腺がん治療薬の市場を、...