第一三共 抗血小板薬エフィエント 脳梗塞再発抑制の適応追加で一変申請
公開日時 2020/12/16 04:49
第一三共は12月15日、抗血小板薬エフィエント(一般名:プラスグレル塩酸塩)について、脳梗塞再発抑制の適応追加に係る一変申請を行ったと発表した。今回の一変申請は、血栓性脳梗塞患者を対象とした国内第3相試験(PRASTRO-III試験)と、虚血性脳血管障害患者を対象とした国内第3相試験(PRASTRO-I、PRASTRO-II試験)などの結果に基づくもの。
虚血性脳血管障害は脳梗塞とも称し、何らかの理由で脳の血流が妨げられ、脳の組織に障害が生じるもの。虚血性脳血管障害(脳梗塞)には複数の種類がある。血栓性脳梗塞はその一つで、動脈硬化を主な原因として発生する血小板由来の血栓が、脳の血管に詰まることで発症する。