マルホ 抗ヘルペスウイルス薬アメナリーフでMeiji Seikaとコ・プロ契約締結
公開日時 2020/10/09 04:50
マルホとMeiji Seikaファルマは10月8日、マルホが製造販売している抗ヘルペスウイルス薬・アメナリーフ錠200mg(一般名:アメナメビル)をコ・プロモーションする契約を締結したと発表した。11月1日から両社で合意した対象施設に対して、それぞれのMRが情報提供・収集活動を行う。マルホは2017年9月の販売開始以来、皮膚科を中心に同剤をプロモーションしてきたが、実臨床データが蓄積されてきたことなどから、一般内科や耳鼻科など他の診療科での活動を厚くする。
同剤のプロモーション先は、マルホは引き続き皮膚科を中心に全診療科を対象とする。Meijiは定期訪問している一般内科や耳鼻科などを中心に活動する。
マルホは本誌取材に、Meijiをパートナー企業に選んだ理由について、「感染症領域のリーディングカンパニー」だからと説明した。Meijiは同剤を取り扱う理由に関して、「感染症領域の製品ラインナップを充実させ、多様な医療ニーズに応えていくため」とした。Meijiは現在、抗ヘルペスウイルス薬としてバルトレックスの後発品などを扱っている。
MR数はマルホが507人、Meijiが793人(いずれも20年4月1日現在)。Meijiは、「この全MRが今回のコ・プロにかかわるわけではない」としている。
アメナリーフは、ヘルペスウイルスの DNA 複製に必須のヘリカーゼ・プライマーゼ複合体の各種活性を阻害することで、水痘・帯状疱疹ウイルスの増殖を抑制する。マルホは17年7月に帯状疱疹の適応症で承認を取得した。