ギリアド ベクルリーの添付文書改訂 注意喚起「Infusion Reaction、アナフィラキシーを含む過敏症」に変更
公開日時 2020/09/01 04:50
ギリアド・サイエエンシズは8月31日、ベクルリー点滴静注液100mg、ベクルリー点滴静注用100mg(一般名レムデシビル、効能・効果:SARS-CoV-2による感染症)の添付文書を改訂したと発表した。
◎同剤の緩徐な投与を考慮する旨の注意喚起を追加
重大な基本的注意で、「Infusion Reaction(抗がん剤や生物学的製剤による有害事象)」にかかる注意喚起が「Infusion Reaction、アナフィラキシーを含む過敏症」に変更され、これらの発現を回避できる可能性のある方法として、同剤の緩徐な投与を考慮する旨の注意喚起が追加された。
◎ベクルリーとの併用注意 ヒドロキシクロロキン硫酸塩、クロロキンを追加
また、同剤との併用に注意を要する薬剤として、ヒドロキシクロロキン硫酸塩(国内においてSARS-CoV-2による感染症に対して未承認)及びクロロキン(国内未承認)が追加された。