東邦HD リモートディテーリング等でエンタッチと資本提携 MR活動を側面的に支援
公開日時 2020/08/26 04:51
東邦ホールディングスは8月25日、リモートディテーリングサービスを提供するエンタッチ(東京都中央区:マーティン・ロバーツ社長)と資本提携したと発表した。新型コロナウイルス感染症の感染拡大でMRと医師の面会機会が減少していることを踏まえ、リモートツールの活用などで製薬企業のMR活動を支援する。得意先の医師や薬剤師が必要とする薬剤情報の正確かつ効率的な提供について、エンタッチのコミュニケーションプラットフォームの活用も視野に入れている。
エンタッチは、医師と製薬企業とをオンラインでつなぐコミュニケーションプラットフォームと自社エキスパートによるリモートディテーリングサービスを提供している。同社は2019年3月にシーエーシーと協業し、製薬企業向け営業支援ソリューションにも注力してきた。これにより薬剤の有効性や安全性など医師が求めるディテーリングを、 多忙な医師の都合に合わせてライブで行うことが可能となる。
◎東邦HD「製薬企業の課題解決に」エンタッチ「新たなプロモーションの受託モデルを提供」
医療機関の訪問規制強化や新型コロナの感染拡大に伴う訪問自粛要請など、MRの活動機会は減少傾向にある。今回の資本提携を通じ、エンタッチのサービスを、東邦ホールディングスが持つ製薬企業や医師等との広範かつ強固な取引関係を活用して全国展開したい考え。MSが日々訪問する得意先の医師や医療者と製薬企業のMRをつなぐ活動にリモートディテーリングサービスなどを活用し、MR活動を側面的に支援する考えだ。
一方でエンタッチは、オンライン情報提供のノウハウを融合させ、新たなプロモーションの受託モデルの提供などに注力したい考え。