医療への危機意識の社会的欠如を危惧新型コロナウイルス禍であっても、待ったなしとなっている医師の働き方改革。要因となっている医師の長時間労働が解消されない理由の１つにあげられているのが、国民一人ひとりの医療へのかかり方だ。この問題に積極的に取り組んでいるアーティストのデーモン閣下は、「このままでは医療がもたなくなる」と危機感をにじませている。自身のコンサートでも上手な医療のかかり方を広めるなど、積極的な活動を展開。受診に対する国民のマインドを変えていくうえでのキーマンとして、広報活動を行っている。「吾輩も人間の肉体を借りているので医療にかかることもある」。人間界の医療の現場を健全化させるためにはどうすればいいのか。“悪魔”から見た今後の医療のあり方を尋ねた。（富井和司）...