持田製薬 関節疾患の新規治療で島根大などと共同研究を開始
公開日時 2020/07/21 04:50
持田製薬は7月20日、島根大学医学部、島根大学発のベンチャー企業のPuRECと関節疾患の新規治療の共同研究を開始したことを発表した。持田製薬は、生体組織の修復材として臨床試験を進めている高純度のアルギン酸ナトリウムを提供し、高純度間葉系幹細胞(REC)との組み合わせを支援し、実用化を目指している。海藻由来の多糖類物質の高純度のアルギン酸ナトリウムは、アルギン酸専業メーカーのキミカが製造する。
島根大医学部は、関節疾患の新規治療の動物実験の研究を行う。PuRECは、間葉系幹細胞をヒト骨髄液から高純度に精製分離する技術を確立しており、製造したヒト骨髄由来の高純度間葉系幹細胞を共同研究に提供する。高純度間葉系幹細胞は、従来法で分離したものよりも、増殖能・分化能・遊走能に優れている。