第一三共 中山会長が常勤顧問へ 「新たな経営陣で成長戦略を推進する」
公開日時 2020/05/12 04:51
第一三共は5月11日、中山讓治代表取締役会長が常勤顧問に就任する人事を発表した。6月15日に開催予定の定時株主総会の承認を経て、正式に決定される。理由について同社は、「代表取締役就任から10年を経て、中期経営計画で掲げた2025年ビジョン・がんに強みを持つ先進的グローバル創薬企業の実現に向けた転換が進められ、今後、新たな経営陣により当社の成長戦略をより一層推進するため」と説明している。
中山氏は1950年5月11日生まれの70歳。2010年6月から代表取締役社長兼CEO日本カンパニープレジデント、2014年4月からは代表取締役社長兼CEOを務めていた。
なお日本製薬工業協会(製薬協)によると、2018年5月から務めている製薬協の会長職については、予定通り続ける。任期は3年間。
同社では、中山氏のほか、東條俊明氏も取締役を退任し、顧問に就任する予定となっている。新たに取締役に就任するのは、大槻昌彦氏(現:専務執行役員 DX 推進本部長)と、平島昭司氏(現:専務執行役員 製品戦略本部長)の2人。