新型コロナにレムデシビル 特例承認制度活用で早期承認に意欲 加藤厚労相
公開日時 2020/04/30 04:50
新型コロナウイルス感染症をめぐり、抗ウイルス薬・レムデシビル(ギリアド・サイエンシズ)について加藤勝信厚労相は4月28日、閣議後会見で、「特例承認制度を活用した承認審査を速やかに進めていきたい」と早期承認に意欲をみせた。
通常の申請では期間も1年程度かかる。特例承認制度を活用することで、海外での承認を条件に審査期間を短縮したい考えだ。特例承認制度は、①国民の生命及び健康に重大な影響を与える恐れがある疾病が蔓延し、緊急に使用する必要がある、②日本と同等の審査水準がある外国で承認されている―ことが条件とされている。
加藤厚労相は、「海外で緊急的に使用される許可がおりた場合は、承認審査を速やかに進めていきたい」と述べた。