近畿2府4県に600の「小さな顔の見える会」
地域卸・ケーエスケーの挑戦
公開日時 2020/03/31 00:00
地域密着型卸として医療・介護の原動力になる「地域卸だからこそ、地域に安全と安心を提供する活動に注力したい」――。近畿2府4県に商圏を持つ医薬品卸・ケーエスケーは国の地域包括ケアシステムの進展を見据え、地域の医療者・介護者をつなぐ活動を全面的にサポートしている。2015年から社内認定制度の「エリア・パートナー(AP)」を養成し、「小さな顔の見える会」を立ち上げ、約600の医療者・介護者の会合が開かれるまでに発展した。このほか、保険薬局の健康サポート機能を支援する健康フェアの開催やロコモ予防啓発活動などにも力を入れる。同社営業本部の杉本豊志地域包括推進部長兼健康増進事業推進担当は、「地域密着型卸として医療・介護連携の原動力となり、まちづくりにも参画できることに意義がある」と強調した。(沼田佳之)...