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東邦HD 順天堂大との共同研究講座「デジタルヘルス・遠隔医療研究開発講座」開設

公開日時 2020/02/06 04:50
東邦ホールディングス(HD)は2月5日、順天堂大学との共同研究講座「デジタルヘルス・遠隔医療研究開発講座」を開設したと発表した。同社は、音声認識を用いた会話分析による医療記録の自動文書化システムの開発について共同開発を進める。これにより病院・在宅医療に関するカルテ記載時間の短縮や、医療従事者の負荷の減少に貢献したい考えだ。

デジタルヘルス・遠隔医療研究開発講座では、デジタルヘルスを利活用し、遠隔診療システムと遠隔リハビリテーションモニタリングシステムの開発を目指す。患者自身がヘルスリテラシーを向上させることで、重症化予防の促進や効率的な診療の提供を目的としている。

東邦HDは、音声認識システムをコールセンターに2004年に導入している。コールセンターにおける現在の応対業務は1日約5000回を超え、記録には音声認識システムが用いられている。さらに「ENIFvoiceSP」、「ENIFvoiceSP+A」といった音声認識による薬歴作成サポートや、訪問看護師向け業務支援端末「エニフナース」を提供しているほか、営業支援システムなどにも自動音声認識技術を採用し、顧客サービスの向上につとめてきた。

同講座においては、①病院・在宅医療及びリハビリ記録時の電子カルテ記載における音声入力システムの開発、②音声認識を用いた会話分析による医療記録の自動文書化システムの開発-の研究に参画する方針。

◎フィリップス、旭化成、インターリハも参画

なお、同講座にはフィリップス・ジャパン、旭化成、インターリハの各社も参画する。フィリップスはオンライン診療と遠隔リハビリモニタリングを、旭化成は在宅で計測した心音・心電・バイタルサインを利用した診療を、インターリハは在宅リハビリテーションシステムについての技術を有している。

順天堂大学はこうした技術を利活用することで、「研究成果の積極的な社会還元を目指し、遠隔モニタリング対応携帯用小型デバイスの使用、そのネットワークシステムの導入、音声入力システムの活用、遠隔リハビリテーションの保険収載も目指したい」としている。
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