過活動膀胱薬ベオーバ 処方経験医の8割に処方増意向
泌尿器科医で「第一選択にする」が多く
公開日時 2019/10/31 00:00
過活動膀胱(OAB)治療は、膀胱収縮抑制作用を有する抗コリン薬のベシケアや、膀胱を弛緩させることで蓄尿機能を高めるβ3アドレナリン受容体作動薬のベタニスが広く使われてきた。しかし、抗コリン薬は副作用として口腔内乾燥や便秘などがある。ベタニスは重篤な心疾患のある患者や、妊婦及び妊娠可能性のある女性への投与が禁忌となっているほか、併用禁忌・注意も少なくない。そこに18年11月、2番手となるβ3受容体作動薬ベオーバが発売された。ベオーバは抗コリン薬やベタニスでの課題に応えるように安全性面の評価が高く、妊婦及び妊娠可能性のある患者への投与もできる。併用薬の制限も少ない。そこで今回はベオーバを取り上げ、医療情報サイトを運営するケアネット登録医師のうちベオーバの処方経験がある一般内科...