「生産性高い働き方はエキサイティング」
作家・朱野 帰子 氏
公開日時 2019/10/31 00:00
「わたし、定時で帰ります。」著書にのせた思い自分のモットーのために職場や他人に迷惑をかける人の話ではない。朱野帰子さん著の「わたし、定時で帰ります。」は、現代人の働き方と徹底的に向き合った小説だ。自身を「元々は長時間労働が大好きな人」と称する朱野さん。「まじめじゃ、なくなったら、私に、居場所なんて」――。登場人物が吐き出すセリフは、過去の自身の叫びでもある。そんな過去と徹底的に向き合った結果、到達した働き方は、「定められた時間内で成果を出す方がエキサイティングで難しい」ということ。登場人物のセリフにのせて社会に投げかけている。(岡山友美)「わたし、定時で帰ります。」は、定時で帰ることをモットーにしているWeb制作会社社員・東山結衣が、ブラックな働き方を強いる上司やクライアントに翻弄されながら...