大正製薬 国内での爪白癬治療薬の独占的開発・販売権 スウェーデンベンチャーから
公開日時 2019/10/02 03:50
大正製薬は10月1日、スウェーデンの製薬ベンチャーMoberg Pharma AB社が爪白癬を対象に開発を進めている「MOB-015(10%テルビナフィン外用剤)」について、国内での独占的な開発・販売権に関する契約を締結したと発表した。現在フェーズ3段階にあり、今後は大正製薬が開発を進める。開発の見通しは未定。
大正製薬は、独占的な開発・販売権を獲得したことで、契約一時金、開発に応じたマイルストン、および販売額に応じたロイヤリティーを支払う。金額等は非開示。
大正製薬は、戦略領域の1つに代謝性疾患を据えている。爪白癬は糖尿病患者が併発するケースが多いため、同社では、「周辺の製品の拡充を図ることで、重点領域の情報提供の充実を図る」としている。