薬粧連合 新たに2団体加盟で組合員数は3万人超に
公開日時 2019/10/01 03:50
第一三共やアステラスなどの労働組合で構成される医薬化粧品産業労働組合連合会(薬粧連合)に10月1日、新たに、小林製薬グループ労働組合連合会とロート製薬労働組合が加盟する。これにより、薬粧連合には17組織、3万829人が加盟していることになり、結成から1年間で5組織、3000人余の増員となった。
組合員数が増加するなか、組織体制拡充も図る。2020年度は、専従役員を1人増員して5人とするほか、非専従の中央執行委員も1人増やして10人とする。また、単組の活動の充実を図ることを狙いとした組織、ユニオンいきいきミーティングや、全国を8ブロックに分けた地域ブロック会議を設置する。
薬粧連合は、第一三共や中外製薬、アステラスなどの労働組合で構成される組織。国内市場の厳しさが雇用に大きな影響を及ぼすなか、産業別労組として迅速に対応し、行政などに対し政策を訴えることを狙いに、18年10月に設立した。加盟する労働組合の多くがUAゼンセンに脱退届を提出して、設立した経緯があるが、いずれも受理されていない状態が続いている。