ギリアド 抗HIV薬6製品の製造販売承認、JTから12月1日付で承継 販売権も移管
公開日時 2019/09/03 03:51
ギリアド・サイエンシズ日本法人は9月2日、今年1月から単独で情報提供・収集活動している抗HIV薬6製品の製造販売承認について、日本たばこ産業(JT)から12月1日付けで承継すると発表した。JT子会社の鳥居薬品が現在、6製品の製品流通を担っているが、この販売権も12月1日付けで移管する。これによりギリアドが契約する医薬品卸から6製品は販売されることになる。
ギリアドとJTは18年11月に、JTが米ギリアドからのライセンスに基づき日本で商業化し、鳥居を通じて販売していた抗HIV薬6製品のライセンス契約を解消することで合意したと発表した。ギリアドが日本の抗HIV薬市場に本格参入するためだ。6製品の製造販売の承継を19年末までに行い、承継が完了するまでの製品流通は引き続き鳥居が行う取り決めになっていた。
6製品は、▽ビリアード錠300mg▽エムトリバカプセル200mg▽ツルバダ配合錠▽スタリビルド配合錠▽ゲンボイヤ配合錠▽デシコビ配合錠LT/HT――となる。