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みずほ情報総研と福島県立医大 肺がん検診へのAI活用を共同研究

公開日時 2019/07/30 03:50
みずほ情報総研は7月29日、肺がん検診の胸部X線検査画像の読影を支援するAIの実用化に向けて福島県立医科大学と共同研究契約を締結したと発表した。一次読影の際にAIの判断を参考にできるようにし、医師の負担軽減、労働時間の短縮を図る。2021年以降のAI読影支援サービスの開始を目指す。

肺がんは増加傾向にあり、がんの中でも死亡率は高い。集団検診では胸部X線検査を行うが、大量の画像の読影作業は医師の負担が増えている。専門医も少なく、年間4000例以上の読影をこなす医師もいるという。

そこで胸部X線検査画像の一次読影ができるAIを開発する。専門医を異常所見疑いの判定業務にシフトすることで、検診の質の向上につなげたい考え。また、遠隔での肺がん検診業務支援を行うことも検討。専門医が不足する地方における肺がん検診格差の改善を図る。計画では、9月からAIのプロトタイプを開発し、20年以降、遠隔での肺がん検診業務支援に係る実証事業を開始する。21年以降の実用化を目指す。
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