武田薬品 炎症性腸疾患患者支援アプリ提供開始 トイレ検索機能も
公開日時 2019/07/10 03:50
武田薬品は7月9日、炎症性腸疾患(IBD)患者支援アプリ「IBDホーム」の提供を開始した。排便回数や血便、食事内容などを記録する機能のほか、最寄りのトイレを検索する機能もある。疾患の特性に応じた機能を搭載することで、患者の生活を支援する。また、患者と医療関係者の間のコミュニケーションをサポートする狙いもある。(写真提供:武田薬品)
同アプリは、患者だけでなく、医師など医療関係者も登録できるのが特徴。患者が記録した日常記録や服薬状況はクラウド上に保管されており、医療従事者側も確認できるようになっている。患者側も、あらかじめ相談したい内容を入力しておくことができるため、診療をスムーズに行うことが可能になるという。
同アプリを監修した北里大学医学部消化器内科学の横山薫講師は、「患者の日々の状態を短時間で把握し、治療効果が現れているかどうかを確認できるため、患者と医療者双方にとって有用なツールだ」とコメントしている。