大鵬薬品 スタートアップに投資 ベンチャーキャピタル設立
公開日時 2019/06/11 03:50
大鵬薬品は6月10日、コーポレートベンチャーキャピタル「大鵬イノベーションズ合同会社」を設立し、ヘルスケア領域の国内スタートアップ企業に出資すると発表した。国内の医療関連領域、コンシューマーヘルスケア領域のほか、異業種連携も含め法人設立検討段階から支援する。投資規模は当初は10億円。投資を通じて構築されたネットワークから得られた技術や創薬シードを活用し、創薬力の強化を図る。
大鵬イノベーションズは、2016年に大鵬薬品が設立したTaiho Ventures(米国カリフォルニア州)に続く2番目のコーポレートベンチャーキャピタル。同社はオンコロジー領域を中心とした国内外のバイオベンチャーを対象に投資を行う。それに対し今回設立したベンチャーキャピタルは、コンシューマーヘルスケアも含め投資範囲を広めにとり、ヘルスケア全般のイノベーションの発掘を視野に入れる。これらは大鵬薬品が進めている新規事業を社内外から継続的に創出する取り組みの一環。