緑内障治療薬 配合剤の浸透進む
公開日時 2019/03/29 00:00
配合剤はシェア38%、直近2年で約5ポイント上昇利便性の良さ背景に 国内患者数が465万人と推定される緑内障。眼圧下降が最もエビデンスのある治療法で、PG(プロスタグランジン)関連薬やβ遮断薬などが上市されている。これらの単剤で効果不十分な場合は併用療法などが選択されるが、点眼薬を続けて使用する場合に5分または10分以上の時間をあける「5分ルール」や「10分ルール」が課題となる。この課題解決の一助として2010年以降、2成分の配合点眼薬が6種類登場。アドヒアランス向上を期待して浸透しているといわれるが、改めて緑内障治療用配合点眼薬を中心に市場動向をみてみる。 いつものように調剤レセプトから実際の処方動向を把握・分析する医療情報総合研究所(JMIRI)のデータをも...