PhRMA ジェネンテック・ギリアドが入会
公開日時 2019/01/23 03:50
米国研究製薬工業協会(PhRMA)は1月17日、ロシュグループの米ジェネンテック社(本社:カリフォルニア州サウスサンフランシスコ)および米ギリアド・サイエンシズ社(本社:カリフォルニア州フォスターシティ)が新規に入会したと発表した。
PhRMAのStephen J Ubl理事長兼CEOは、「PhRMAは、科学の希望を実現化することに集中している企業を代表している」と述べた。そのうえで、「私は、ジェネンテックとギリアドの2社が我々の会員になることを誇りに思う。これらの企業は、政策立案者や各関係者と積極的にヘルスケア制度を進化させることに取り組む姿勢を我々と共有している」とコメントした。
ロシュ・ファーマシューティカルCEO兼ジェネンテック執行委員会委員長代理のBill Anderson氏は、「我々は、科学的イノベーションの持続や患者が必要とする画期的新薬への患者アクセスを保障するような複雑な問題解決の方法を見出だすことに取り組んでいる」と同社の姿勢を示した。「PhRMAの会員として、ヘルスケア制度における前向きな変化と患者のベネフィットを持続させるために建設的な対話を全関係者と行う機会に期待している」と述べた。
ギリアドのGregg Alton最高患者責任者(Chief Patient Officer)兼暫定CEOは、「我々は、患者がイノベーションを享受できるように、かつ業界が革新的で新たなソリューションを追い求め続けられるようにする組織として活動しているPhRMAに深く感謝している」と謝辞を述べた。そのうえで、「(我々がPhRMAの一員として)重要な会話や努力の一端となることを楽しみにしている」と話した。
PhRMAでは、今回のジェネンテックおよびギリアドの加入により、世界ランキングトップ20のバイオ・製薬企業がすべて会員になったとしている。
なお、PhRMAは2017年に正会員の新たな入会資格基準を設けた。これによると、R&D費の金額を基準として、入会資格は、①3年間の平均的なグローバルR&D費が世界売上げの10%以上、②3年間の平均的なグローバルR&D費が少なくとも年間2億ドル以上-のいずれかとしている。