ファイザー ヘルスケアスタートアップ企業を表彰 エルピクセル、Ubieなど4社 協業も視野
公開日時 2018/11/29 03:50
ファイザーは11月28日、ヘルスケア領域のスタートアップ企業4社を「ファイザー ヘルスケア・ハブ・ジャパン賞」として表彰したと発表した。テクノロジーやサービスを持つスタートアップ企業と協業し、患者の課題解決を目指すグローバルの取り組み「ヘルスケアハブ」の一環で、日本法人は今回初めて実施した。同社は今後、これら企業と協業に向け協議していきたいとしている。
選考を経て受賞した4社は、▽ベスト・テクノロジー賞:画像診断の「エルピクセル」▽ペイシェント・ファースト賞:高齢者宅に設置されたセンサーから起床から帰宅、就寝中のイベントを検出し、体調を判定するIoTデバイスを開発した「Z-Works」▽ベスト・イノベーション賞:独自のアルゴリズムで、その人に必要な栄養素を自動推算、その場でオーダーメイドサプリメントを提供するサーバーを開発した「ドリコス」▽疾患啓発賞:ユーザーが答えることで、疑わしい病気や適切な診療科などを案内するAIアプリを開発した「Ubie」――。役員を中心とした審査員と社員投票で決定したとしている。
ファイザーの原田明久社長は、「革新的な技術とサービスを通じて、患者さんが必要としている課題に、より価値の高いソリューションを提供する手段を探るための協業の第一歩となった」とコメントしている。