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ノボ 週1回の糖尿病薬オゼンピックの薬価収載希望取り下げ 14日制限に対応できず

公開日時 2018/11/15 03:50

ノボ ノルディスクファーマは11月14日までに、2型糖尿病に用いる週1回投与の持続性GLP-1受容体作動薬オゼンピック皮下注2mg(一般名:セマグルチド(遺伝子組換え))の薬価収載希望を取り下げた。同社が本誌取材に明らかにした。

同剤は通常、週1回、0.5mgを維持用量として皮下注射で用いるが、既承認の2mg製剤は4週間分が含有されていることになる。これまでの厚労省との薬価交渉で、同剤にも薬価収載から1年間の14日投与日数制限がかかることになり、2mg製剤では承認用量に完全に対応できないことから薬価収載を断念。承認用量に対応した単回投与のペン製剤を開発・申請して、上市を目指すことにした。

単回投与のペン製剤は、▽導入時の週1回、0.25mg投与に対応する0.25mg製剤▽通常の維持用量に対応する0.5mg製剤▽効果不十分な場合に週1回1.0mgまで増量できることから1.0mg製剤――の3つを用意する方針。

オゼンピックは18年3月に承認された。同社広報部によると、11月の薬価収載に向けて厚労省と協議してきたという。収載希望の取り下げ理由については、「安全性を重視する日本の規制を尊重し、対応するため」とし、「オゼンピックを患者さんにお届けするために承認用量に対応した単回投与ペンを上市するとの結論に至った」としている。

GLP-1受容体作動薬は週1回製剤を中心に使用が伸びている。同作動薬の週1回製剤には現在、トルリシティ皮下注(デュラグルチド(遺伝子組換え))とビデュリオン皮下注用(エキセナチド)があり、オゼンピックは3剤目となる。

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