メドピアグループ 生活習慣病の重症化予防プログラムの提供開始 名大発ベンチャーと提携
公開日時 2018/09/06 03:50
メドピアの連結子会社であるフィッツプラスは9月5日、名古屋大学医学部発のベンチャー・PREVENT社(愛知県名古屋市)と提携し、健康保険組合向けに、新たに生活習慣病の重症化予防プログラムの提供を開始すると発表した。同社はこれまで生活習慣病予防を支援するサービスを提供しており、健康増進から特定保健指導や重症化予防まで、対象者の健康状態に合わせた予防施策を⼀気通貫で支援することを目指す。
今回の提携で、フィッツプラスのサービスに加わるのは、PREVENT社が展開する▽レセプトや健診データを活用して疾患の発症予測等を行う医療データ解析事業「Myscope」、▽生活習慣改善指導による重症化予防支援事業「Mystar」-。
フィッツプラスではこれまでも、健康保険組合向けに、管理栄養士による食生活指導など特定保健指導や生活習慣病支援をサービスとして行っており、いわゆる、健康・生活習慣病予備軍への介入を中心にサービス展開してきた。今回の提携により、重症化予防を支援することも可能になる。今後は、医師と管理栄養⼠の専⾨家ネットワーク、レセプトや健診データ、ライフログなどのデータと研究に基づくエビデンスなど、両者の強みを活かしたサービスを展開することで、健康寿命の延伸および医療費の適正化を実現したい考え。
フィッツプラスをグループに持つメドピアは、「弊社グループが展開する事業とのシナジーにより、今後予防医療領域でさらなる協業の可能性があると考えている」とコメント。今後は独自サービスの開発も視野に協力を進める。