セルトリオン 抗がん剤ハーセプチンのバイオ後続品を新発売
公開日時 2018/08/29 03:50
セルトリオン・ヘルスケア・ジャパンは8月28日、抗がん剤ハーセプチンのバイオ後続品となるトラスツズマブBS点滴静注用60mg「CTH」、同150mg「CTH」を同日に新発売したと発表した。効能・効果は「HER2過剰発現が確認された治癒切除不能な進行・再発胃がん」のみで、先行品とは異なる。薬価(1瓶)は60mg製剤が1万3683円、150mg製剤が3万1858円で、先行品の7割。
同社は韓国セルトリオン社の日本法人子会社で、同剤の選任外国製造医薬品等製造販売業者となる。
同社は日本で自社販売体制を持っているが、MR数など詳細は開示していない。日本での取扱い製品は、今回のハーセプチンのバイオ後続品と、自己免疫疾患治療に用いるレミケードのバイオ後続品の2製品。
ハーセプチンのバイオ後続品は日本化薬と共同開発したもので、コ・マーケティング(共同販売)で展開する。日本化薬は同60mg「NK」、同150mg「NK」として20日に発売を始めた。