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メドピア・医師調査 46%が処方時に「薬価を考慮することもある」

公開日時 2018/06/14 03:50

医師専用コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピアは6月13日、会員医師に「薬剤処方時に薬価を考慮するか」を尋ねたところ、46.9%が「考慮することもある」と回答したとの調査結果を発表した。「大いに考慮する」も23.8%に上った。勤務医や開業医、世代による結果の差は見られなかったといい、高額薬剤や後発医薬品の登場で、多くの医師が患者一部負担に配慮して処方していることがうかがえる結果となった。

調査は5月10日に行ったもので、「患者さんに薬を処方する際、どの程度薬価を考慮に入れて処方していますか?」の質問に3000人が回答した。「考慮することもある」と回答した理由を見ると、「まずは薬効が第一であるが、ほぼ同程度と考えられる場合には医療費を考慮し安価なものを選ぶ」(30代、一般外科)、「新薬など高めの薬は、患者さんの背景や投薬によるメリットがかなりあるか考えて処方する」(40代、一般内科)、「高い薬なのに、飲み忘れが多い場合は、中止や他薬への変更を検討する」(30代、一般内科)などが挙がった。

「大いに考慮する」とした医師は、「患者の経済負担を減らすため」に加えて、「医療費削減のため」という国家財政や医療制度の維持を意識した声も見られた。「患者さんの経済状況、治療予後、医療経済的問題を考えて処方する必要がある」(30代、産婦人科)、「今の時代は当然考慮しなければ患者さんはしっかり支払金額をみていると思う」(50代、アレルギー科)、「社会保障費の無秩序な増大を防ぐ必要がある」(50代、整形外科・スポーツ医学)、「基本的にはジェネリック優先」(40代、一般内科)といった声が寄せられた。

「全く考慮しない」(4.0%)、「あまり考慮しない」(15.5%)理由には「効果や処方数は気にするが、薬価は気にしない」「そもそも薬価を知らない、調べる時間がない」という声や、科目によっては高額な薬剤が少ないことや、小児科など助成により患者負担が少ないことが理由に挙がった。

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