JCRファーマ ヒト成長ホルモン製剤グロウジェクト、「SHOX異常症」でフェーズ3へ
公開日時 2018/05/21 03:50
JCRファーマは5月18日、同社が製造販売する遺伝子組換えヒト成長ホルモン製剤グロウジェクトについて、成長障害を伴う「SHOX異常症」を適応に追加することを目指し、7月にもフェーズ3を開始する予定だと発表した。
SHOX異常症は、性染色体上に存在する成長遺伝子SHOXの機能喪失を招く微細欠失・重複や変異等により生じ、成長障害を伴う先天性疾患。同社は医薬品医療機器総合機構(PMDA)に治験計画届を提出し、所定の調査が終了したことから、フェーズ3を行うことになった。
同剤は、「骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全低身長症」、「骨端線閉鎖を伴わないターナー症候群における低身長」、「成人成長ホルモン分泌不全症」、「骨端線閉鎖を伴わないSGA性低身長症」の治療薬として販売されている。2017年1月には同剤の液状製剤と専用電動式注入器グロウジェクターLを発売している。