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東邦HD 都内に大規模物流拠点を新設へ 医薬品・検査薬・医療材料の全製品集約 大規模災害時の供給機能も強化

公開日時 2017/11/15 03:50

東邦ホールディングス(HD)は11月14日、東京都内の二つの物流センターの機能を集約した大規模な「総合物流センター」を新設すると発表した。医薬品・検査薬・医療材料など全ての製品を扱い、この一拠点から供給できる体制にする。顧客への直送便サービス、得意先ごとにまとめた出荷、出荷精度向上などを実現し、顧客の利便性や業務効率の向上を支援する。それにより、現行の別々のセンターからの配送で重複していた費用を抑えるほか、営業所の物流業務の軽減、センターの自動化による人件費の抑制などで、現時点の試算では年間10億円強のコストカットを見込む。2019年7月の稼働を目指す。

東京都が指定する災害時の広域輸送基地「京浜トラックターミナル」内に新設し、首都圏大規模災害時に供給機能も強化する。大震災時には外部からの流入が規制される環状7号線より内側に位置することから、基幹的広域防災拠点施設(有明の丘)、広域基幹防災拠点病院(都立広尾病院)にも迅速に供給できる。周囲には災害時のヘリポート、水上輸送基地が複数あり、空路、水路も確保する。

新物流拠点は、日本自動車ターミナルが大田区平和島に建築中の京浜トラックターミナル「ダイナベース」を賃借する形で新設する。医療用薬を扱う「TBC東京」(品川区)と検査薬を扱う「WILL平和島」(大田区)の二つの物流センターを移転・集約。近隣のその他の物流機能、営業所等を「総合物流センター」と「TBC 東京」に移転する計画。設備投資額は約60億円。東邦HDは、新設する「総合物流センター」を核に物流の合理化と再構築を図る「首都圏物流再編構想」と位置付ける。

所在地は東京都大田区平和島二丁目1番1号京浜トラックターミナル内「ダイナベース」で、面積は50766m2(「ダイナベース」の2階から5階)。

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