バイエル 半減期延長型の遺伝子組換え型第8因子製剤を日本で承認申請
公開日時 2017/10/19 03:51
バイエル薬品は10月17日、血友病Aに対する治療薬として半減期延長型の遺伝子組換え第8因子製剤「BAY94-9027」(一般名:ダモクトコグ アルファ ペゴル遺伝子組換え)を日本で承認申請したと発表した。申請のもとになった国際共同フェーズ3(PROTECT VIII試験)では、7日ごと、5 日ごと、週2回の投与頻度で定期補充療法を実施し、いずれにおいても出血抑制効果を示したとしている。
同社によると、従来の第8因子製剤は生体内半減期が短いため、1日おきや週3回頻度で定期的な投与が必要。それに対し、今回申請した薬剤は長時間体内での凝固活性を維持できるように設計しているため、投与間隔を延長でき、患者の投与負担の軽減が期待できる。バイエルは今年、欧米では既に同剤を承認申請している。