アステラス 高リン血症薬キックリン トーアエイヨーと共同販促、10月1日から
公開日時 2017/10/03 03:50
アステラス製薬は10月2日、高リン血症治療薬キックリンカプセル250mg、同顆粒86.2%(一般名:ビキサロマー)について、トーアエイヨーとこれまでに共同販促契約を締結し、10月1日から共同販促を始めたと発表した。アステラスは三和化学研究所とも共同販促しており、同剤は3社で情報提供・収集活動することになった。販売はこれまで通り、アステラスが行う。
アステラスは同剤について、腎・透析領域に強みを持つ三和化学や、循環器領域に注力しているスペシャリティファーマのトーアエイヨーと共同販促することで、「(同剤の)医薬情報活動を更に充実させ、慢性腎臓病患者さんの高リン酸血症治療により一層の貢献ができると考えている」としている。
同剤は米イリプサ社(現アムジェン子会社)が創製したもの。アステラスは2006年4月に同剤の国内権利を獲得し、12年6月に同カプセル剤を発売。その後、適応追加や剤形追加をしている。