レオファーマ 申請中の尋常性乾癬薬ドボベットのゲル剤 既存剤形と同じく協和キリンと提携
公開日時 2017/06/23 03:51
レオファーマと協和発酵キリンは6月22日、レオが日本で承認申請している尋常性乾癬治療薬ドボベットのゲル製剤について、協和キリンと販売提携契約を締結したと発表した。契約締結は21日付け。契約内容は既存のドボベットの軟膏剤と同じく、▽レオが製品供給を担当▽協和キリンが販売および情報提供活動を担当▽資材や講演会の企画などのマーケティング活動は両社共同で行う――としている。
軟膏剤には、尋常性乾癬の好発部位のひとつとされる頭部など有毛部位で塗りにくいといった課題があった。ゲル剤はべたつき感が少なく、有毛部位でも塗りやすいとの特長がある。両社は「利便性の向上とアドヒアランスの改善が期待される」としている。
ゲル剤は今年2月に申請した。両社は承認取得の見込み時期を明らかにしていないが、承認審査期間が中央値で10カ月程度であることから、年内に承認取得となる可能性もありそうだ。
ドボベットは、活性型ビタミンD3であるカルシポトリオール水和物と、ステロイドのベタメタゾンジプロピオン酸エステルを含有する配合外用剤。ゲル剤は08年に米国で上市されて以来、すでに世界80カ国以上で承認されている。