大塚 脳梗塞再発抑制薬プレタールOD錠 飲み忘れ防止目的の専用容器を国内申請
公開日時 2017/01/30 03:51
大塚製薬は1月27日、脳梗塞再発抑制薬プレタールOD錠100mg(一般名:シロスタゾール)の毎日の服薬をアシストするため、56錠入りの専用容器を追加する一部変更承認申請を行ったと発表した。この専用容器と、別売りのIoT対応の「服薬アシストモジュール」を合体させて使用すると、例えば服薬時間帯になるとLEDが点滅して患者に服薬タイミングを教えてくれる。脳梗塞患者では「うっかり忘れ」などで服薬率が半年で約5割まで低下するとの報告がある。今回の専用容器を含むIoT対応システムを通じて、服薬継続を支援する。
今回のシステムでは、服薬タイミングのアシストのほか、錠剤を取り出したことを検知して服薬したことを自動保存する機能も持つ。スマートフォンなどに専用アプリ(無料)をダウンロードすると、患者や見守り家族はこの服薬履歴を受信・保存でき、医療機関を受診時に服薬履歴を示すこともできる。この一連のシステムは日本電気(NEC)と共同開発した。
一変申請した56錠入り専用容器の価格は、プレタールOD錠100mg 56錠分と同価格となる(=専用容器は無料)。「服薬アシストモジュール」の価格は現時点では決まっていない。