MR認定センター 「MRの資質向上に情熱を持っている人」公募 新設委員会の企業代表委員に
公開日時 2016/11/22 03:52
公益財団法人MR認定センターは11月22日、医療関係者から信頼されるMRを検討する「継続教育検討委員会(仮称)」を発足し、その企業代表委員を公募すると発表した。公募人数は7人程度。同センターの登録企業に所属し、MRの生涯教育に関心をもち、資質向上に情熱を持っている人を対象とする。応募期間は12月1日~22日正午まで。応募用紙に必要事項を記入の上、メール(mrsoumu@oak.ocn.ne.jp)に添付して送信する。選定は書類選考と面接を予定している。
MRを取り巻く環境は大きく変化している。病院の訪問規制やアポイント制の導入、ITの進展、MR不要論の再燃、さらには厚労省の推し進める後発医薬品80%目標や地域包括ケアシステムの導入など、MR活動も様々な外部環境の影響を受け、これまで以上に様々な制約を受けることが多くなってきた。こうした状況を踏まえ、MR認定センターは2017年4月から1年をかけ、「チーム医療の一員」たるMRのあり方について検討に着手する。
新設する「継続教育検討委員会」は、MRがチーム医療の一員として医療の一翼を担うためにどうあるべきか、そのために必要な知識や倫理観は何か、などを検討する。委員は、今回公募する企業代表委員7人程度のほかに、医師、薬剤師等の外部委員4人で構成される。
委員会は17年4月から18年3月末までに6回から最大8回程度開催する見込み。ここでの審議内容については、MR認定センターの「教育研修委員会」(委員長・明石貴雄東京医科大学病院薬剤部長、全11人で構成)に答申され、2020年発刊予定の継続教育用テキストの制作などに反映される。
「MRの資質向上に情熱を持っている人、ぜひ応募を!」近澤事務局長
MR認定センターの近澤洋平事務局長は本誌取材に対し、「MRの社会的地位を向上するにはどのような資質が求められるかを委員会で議論し、最終的には継続教育の基礎教育で習得すべき具体的内容を検討していただく」と強調。「MRの資質向上に情熱をもっている人、現状のMR活動に問題意識を持っている人に是非応募していただきたい」と述べた。