参天製薬 iPS細胞用い網膜疾患治療薬研究 理研と先端医療振興財団と共同で
公開日時 2016/10/11 03:50
参天製薬は10月6日、新規網膜疾患治療薬の創出を目指し、理化学研究所と先端医療振興財団と共同でiPS細胞を用いた研究を始めたと発表した。理研が蓄積してきたiPS細胞の網膜細胞への分化・誘導に関する技術の活用、視細胞変性疾患の病態を反映した疾患モデルの構築、疾患モデルを用いた治療薬候補評価の共同実施で、研究の加速化を図る。
研究では、視力低下を伴う進行性の網膜疾患である網膜色素変性症や加齢黄斑変性などの新規治療薬候補を同定を目指す。財団が管理する先端医療センター研究棟に共同研究室を置く。