神奈川県内科医学会が“情報共有のあり方”で提言
公開日時 2016/08/31 00:00
製薬業界に呼びかけ「ともに議論を」神奈川県内科医学会は「医療界の情報共有のあり方について考える」と題した提言を7月末にまとめた。提言では、「製薬業界が定めた自主規制が過剰となり、明らかに行き過ぎと思われる規制が見受けられる」と明記。臨床医にとって必要な情報が届かない事態になっていると指摘した。その上で、実地臨床医の意見も取り入れながら、医療界の新たな情報共有のあり方を模索することが必要と強調した。神奈川県内科医学会の宮川政昭会長(宮川内科小児科医院院長)は本誌取材に対し、「製薬業界内だけで議論するのではなく、医療関係者と産業界がともに議論し、最適な形にすることが必要ではないか」と製薬業界に呼びかけた。研究会・講演会がプロモーションコードや公競規に縛られる中で、これまでと違った新たな情報共有の...