進行・再発肺がん薬オプジーボ 処方きっかけの7%が「患者の希望」
公開日時 2016/08/31 00:00
処方感最多は「今のところ副作用少ない」処方増意向の医師、患者像に“PS0,1”多くがん細胞は、免疫機能によるT細胞の攻撃を、PD-1というたんぱく質を通じて抑止することが発見されてから約四半世紀。このPD-1を阻害する世界初の免疫チェックポイント阻害薬オプジーボが14年9月に発売された。そして15年12月には進行・再発非小細胞肺がん(以下、肺がん)の適応を追加したが、患者1人当たり年間2000万円以上の薬剤費になることでも注目された。そこで今回は、肺がんの適応に絞って現時点での同剤の臨床評価を検証したい。医療情報サイトを運営するケアネットの登録医師のうち、肺がんへのオプジーボ処方経験のある医師を対象にアンケートを実施した。処方のきっかけのコメントを分類すると、「有効性がある」が24%、「エビ...